OS X TIPS
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再インストールの時や、iTunesの曲構成や環境を別のMacで再現させるには
以前、ファイルの保存場所というページに、主なアプリケーションの設定ファイルなどの保存場所を書きましたが、その中の「Itunesの手動での移動」の方法をピックアップしておきます。
私もいろんな場所のMacで同じiTunes環境を作っていて、これはよくやる作業です。
* iTunesに入っている曲数などによりますが、ファイルはかなり巨大になりますので、ハードディスクの容量には余裕を持ちましょう。音楽の好きな方なら、5GBとか10GBとかにはすぐに達してしまいます。
[曲の保存場所だけを変える]
Macやシステム自体を変えるのではなく、「iTunes Music」フォルダだけを移動するのは、iTunesの環境設定からできる。
iTunes for Mac:“iTunes Music”フォルダの移動
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=301748-ja
に詳細。
iTunes > 環境設定 > 詳細
で、「"iTunes Music"フォルダを整理する」にチェックが入っているから確認してから、 その上にある「"iTunes Music"フォルダの場所」を「変更」ボタンから変更するというもの。

これは、「使っているiTunes自体は同じもので、音楽ファイルの位置だけを変更する」時のもので、一番の理由は、ハードディスクなどがいっぱいになってきたので、iTunes Musicフォルダを外付けハードディスクなどに変更する場合などだと思います。
完全にMac自体を替える場合や、再インストールで初期化などした場合に、元のMacで使っていた通りのiTunes環境を復元するには、
・環境移行設定ですべての環境を移行させる
のと、
・手動でiTunesファイルを移動する
の2つの方法がある。 前者は アプリケーション>ユーティリティの中にある「移行アシスタント.app」を使うか、インストールの途中で行う。 ただし、これだと、iTunesだけの環境移行というのはできないので、すべての環境を元に戻す、あるいは移動するということになる。
なので、iTunesだけの環境移行の場合は個別に手動で移動させる。
[手動ですべてを移動させる方法]
曲そのものと設定ファイルは別の場所に保存されている。
* すべて、「ホーム」フォルダ(家のマークがついているユーザ名のフォルダ )の下にある「iTunes」フォルダで、起動ディスクのすぐ下の「ライブラリ」下の「iTunes」フォルダではありません。

曲そのものは
ユーザ/ユーザ名/ミュージック/iTunes
の中の「iTunes music」にある。 移動するのは「iTunes」フォルダごと。
設定ファイルは
ユーザ/ユーザ名/ライブラリ/Preferences/
の中に
com.apple.iTunes.eq.plist
com.apple.iTunes.plist
com.apple.iTunesHelper.plist
の3つのiTunes関係ファイルがあり、「 com.apple.iTunes.eq.plist 」と「 com.apple.iTunes.plist 」を移動する。
それぞれ、移行先のMacの同じ位置にコピーする。 iTunesを起動させて、環境が移行していればそれで成功。
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