Safari とテキストエディットによる力業
ウェブサイトの中には、サイトのテキスト(文字)などをコピーできない、あるいは「選択そのものができない」というように作られているページがあります。
私は、海外のサイトで親しみのない言語でのニュースなど読む時には、その文字をコピーペーストして、Google 翻訳などのウェブ翻訳で読んだりすることがあります。
ところが、コピーペーストできない場合はそれさえもできないですので「何とかして文字をコピーする」という必要があります。
いろいろとやったのですが、「これなら大体できる」という方法です。
ただし、この方法が必ずしもすべてのサイトに適用できるわけではないです。あくまで一例として知っておくのも何かのお役には立つかもしれません。
ご説明させていただきます。
ブラウザでコピーペーストできないウェブサイトをコピーする
1. 該当するウェブサイトに Safari でアクセス
今回例としているのはタイ語のサイトですが、どんな言語でのサイトでも共通です。
このサイトは文字を選択することも、写真をドラッグすることもできません。
2. そのサイトのページを「 Web アーカイブ 」で保存する
テキストをコピーペーストしたいページを「表示した状態」で、「ファイル > 別名で保存… 」を選択します。
フォーマットが「 Web アーカイブ」となっていることを確認して「保存」をクリック。好きな場所に保存します。
3. 保存した Web アーカイブ・ファイルを「テキストエディット」で開く
Web アーカイブで保存したファイルは、拡張子を表示する設定にしてあれば、ファイル名の拡張子が「 .webarchive 」となっています。
これをダブルクリックで開くのではなく、Mac 標準のアプリケーションである「テキストエディット」で開きます。
方法は、 Web アーカイブ・ファイルを「右クリック」します。そして、「このアプリケーションで開く」から、「テキストエディット」を選択します。
なお、ノート Mac の場合、右クリックの方法は機種や設定により違いますが、システム環境設定の「トラックパッド」から設定できるものが多いと思います。
下のようにテキストエディットで開くことができれば、サイトのデザインとレイアウトはオリジナルと違ったものとなっていても、テキストがそこに見つかればコピーすることができます。
なお、画像や写真はテキストエディットからドラッグしても、「テキストクリッピング」という形式でしか移動できませんので、コピーペーストできない画像は、スクリーンショットを使うというのが最も手軽な方法だと思われます。
スクリーンショットは、
・command+shift+3→画面を全面キャプチャ
・command+s hift+4→マウスで選択した部分をキャプチャ
です。スクリーンショットは Mac OS X を使う中で必ず覚えておきたい機能ですので、以下の過去記事などを参考にしていただれればと思います。