Windows と Mac のどちらも使っている方には、「 Windows のフォントを Mac でも使いたい」と思われたことのある方もいらっしゃるかと思います。
そこで、Windows のフォントを Mac で使う場合の方法です。
これはほぼすべてのフォントに適用できる方法であると共にに、Mac に新しいフォントを追加するという方法とも関係しますので、覚えておいてもよろしいかと思います。
なお、今回のような作業をする場合、「拡張子」はすべて表示させたほうがわかりやすいです。
拡張子を表示させるには、「 Finder > 環境設定」の「詳細」タブをクリックして、
そこの「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックが入っていない場合は、チェックを入れるとよろしいと思います。
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Windows のフォントを Mac で使う
1. Windows からのフォントの移動
・スタートボタンから「コンピュータ」を選び、その中の (C: )を開きます。
・ (C: )の中のフォルダ「 Windows 」を開きます。
・フォルダ「 Windows 」の中の「 Fonts 」を開きます。
・フォルダ「 Fonts 」を開くと下のように Windows にインストールされているフォントの一覧が出ます。ここでは「メイリオ」というフォントを Mac OS X で使用する作業とします。メイリオはここでは「 Meiryo UI 」という名称で収められています。
・この Meiryo UI ファイルを右クリックして、ポップアップ項目から「コピー」を選びます。
・そして、その後はどこでもいいですので、ペースト(貼り付け)をします。下のように「 .tcc 」の拡張子のつくファイルがコピーされるはずです。
これを USB メモリなどにコピーして、 Mac 上に持っていきます。フォントファイルのサイズは、和文の場合でも、ひとつが 10MB程度です。
2. Mac にインストールする
・アプリケーション > Font Book を開きます。あるいは、LaunchPad から探して開きます。
・Font Book が開いたら、メニューから「ファイル > フォントを追加... 」を選択します。
・ファイルを選ぶ画面が出ますので、フォントを収めた場所やフォルダなどから、「.ttc 」のついたフォント・ファイルを探し、フォントをクリックします。
・これでインストール完了です。インストールされたかどうかを確認するには、 Font Book の左側のカラムをクリックして、その一覧にインストールしたフォントが表示されているかどうか確かめることができます。ここでは、「日本語」の中に「メイリオ」がインストールされていることが確認できます。
参考までに、Mac のフォント「ヒラギノ」と Windows のフォント「メイリオ」を並べますと、下のような違いです。
なお、今回の例では「メイリオ」としましたが、基本的にはどのフォントでも方法は同じです。
フォントは好みの問題ではありますけれど、いくつかインストールしておくと、いろいろと使う幅も増えると思います。