アプリケーションやMacOSが反応しなくなった場合に強制的に終了させる方法
「強制終了」と書くと、なんだか物々しい響きですが、これは要するに「アプリケーションが反応しなくなった時(以下、「フリーズ」といいます)にアプリケーションを終了させる方法」のことです。
フリーズすると、多くは通常の終了ができなくなりますので、強制的に終了させる必要があります。
これは Mac そのもの(macOS)がフリーズした場合も同じです。
アプリケーションのフリーズはよくあることですので、そんなに気にする現象ではないです(ただし、同じアプリケーションがフリーズを繰り返す場合は原因を考える必要があります)。
もっとも簡単な強制終了の方法は以下のようになります。
・アプリケーションの場合 → Finderから強制終了させる
・OS や Finder の場合 → 上部アップルメニューから強制終了させる
アプリケーションの場合は、フリーズしているアプリケーションの Dock 上のアイコンを右クリックすると、下のような表示が出ます。
これで、「強制終了」を選べば、大体は強制終了させることができます。
OS や Finder の場合は、上部アップルメニューに「強制終了」という項目がありますので、ここで終了させます。アップルメニューを開いたまま command + shift キーを押しますと「Finderを強制終了」を表示することができます。
これで終了できない場合の強制終了の方法をいくつか記します。
アプリケーションの強制終了の方法
1. キーボードの command + option + esc を同時に押す
※ これだけでは強制終了はされません。
esc はたいてい左上にあります。 command + option + esc のキーの位置は大体、上のようになります。
ちなみに、すべてのショートカットにいえますが、「 command 」が入るショートカットの場合、「同時に」とはいっても、順番としては、 command → option → esc というように、「 command 」が最初であるという(気持ちで)押すといいかと思います。
2. そのアプリケーションがフリーズしているかどうか確かめる
下のウインドウが現れ、フリーズしているアプリケーションは「(応答なし)」と記載されます。
この場合、 Safari がフリーズしています。この画面を撮るために努力して Safari をフリーズさせました(苦笑)。
3. フリーズしている場合(「応答なし」となっている)は、強制終了する
終了させたいアプリケーションを選んで、「強制終了」ボタンを押す。
アプリケーションのメニューが有効な場合は、アップルメニューから強制終了することもできます。
強制終了のあとは下のダイアログが出ます。
アプリケーションを強制的に終了しても、システムが不安定になることを気にする必要はあまりないように思います。
システム自体がフリーズした場合
それと、「システム全体のフリーズ」についてですが、私個人では Mac OS X に関して、通常の使用の範囲ではそれほど発生しないと思いますが、仮にシステム全体がフリーズした場合、考えられることとして、
・システムか Mac そのもののわりと大きなダメージ
・新しい OS が出た時に発生する場合
などがあります。
全体に共通するトラブルでしたら、そのうち修正したアップデータが提供されるはずですので、あまり気にしないのがよろしいかと思います。
どうしても、 Mac が反応しなくなった場合、最終的には、パワーボタンを電源が切れるまで押すということになります。
数秒ですが、とにかく「電源が落ちるまで長押しする」ということになります。
パワーボタンは、Mac mini、iMac などでは背面に。
ノートタイプ などでは右上のほうにあります。
これらのどれかの方法により強制終了、再起動ができるかと思います。