デスクトップ表示機能を拡張することで作業空間が大きく広がる
Lion から High Sierra まですべての macOS に標準で搭載されている Mission Control (ミッションコントロール)という操作パネルがあります。
この Mission Control というのは、簡単にいえば、たとえば、デスクトップ上にいろいろな書類やアプリケーションが展開して、下のデスクトップの状態のように訳がわからなくなった際に、
Mission Control を機能させると、このように
すっきりと表示されます。
これは、デスクトップの作業空間を何倍にも広げられる大変に便利な機能で、Lion 以前の Spaces という名称の頃からとても役に立つ Mac の機能のひとつです。
Mission Control は、
「システム環境設定 > Mission Control」
にあります。
開くと、設定項目は下のようになっています。
・Mission Control
・アプリケーションウインドウ
・デスクトップを表示
・Dashboard を表示
と、それぞれにキーボードとマウスに好みのショートカットを設定できるようになっています。
私は、マウスのボタンで切り替えを行うことが多いので、切り替えをマウスに設定していますが、キーボードの設定もいろいろありますので、使いやすいショートカットを設定なさるといいと思います。 この機能に一度慣れると、作業が多い場合などはかなり多用するようになると思いますので、「起動させやすく」、「他の機能とかぶらない」ショートカットを探し出してみて下さい。
Mission Control の簡単な使い方をご説明させていただきます。
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Spaces の伝承としての Mission Control の使い方
1. Mission Control の起動
システム環境設定の Mission Control 設定(上で説明した部分です)で 指定したショートカットか、あるいは Dock の Mission Control アイコンをクリックすると、 Mission Control 表示となる。
2. 表示
Mission Control 表示では下のようなデスクトップ表示となり、デスクトップ上にある書類やファイルの場所や構造がわかります。
3. 作業スペースの拡張
新規で作業領域を広げたいなら、Mission Control を起動した状態の際にデストップの上部に表示される「デスクトップ2」や「デスクトップ3」をクリックする。
4. 新しい「デスクトップ」(作業スペース)を追加したい場合。
Mission Control 表示の状態で、デスクトップの右上にマウスのポインタをもっていくと、「+」ボタンがあらわれる。
この「+」をクリックすると、新しい「デスクトップ」が作られる。
5. 「デスクトップ」(作業スペース)を削除したい場合。
Mission Control 表示の状態で、削除したい「デスクトップ」の上にマウスのポインタをもっていくと、「×」ボタンがあらわれる。この「×」をクリックするとその「デスクトップ」は削除される。
というような感じです。
なお、アップル・キーボードや、 MacBook シリーズなどノートタイプには、機種によっては「 F キー」に Mission Control の機能が搭載されています。
下のように、キーボードに Mission Control のアイコンがプリントされています。
Mission Control は、実際に使ってみるとその便利さがわかります。
この Mission Control だけではないのですが、 最近の Mac OS の操作パネルは「感覚的な機能」という感じののものが増えて、なんというか、「人間的な感じがするインターフェス」が増えた気がします。左脳ではなく、右脳でコントロールするコンピュータ機能という感じがいたします。
難しいことの嫌いな私には何となくうれしいです。