現在では、あらかじめ SSD 仕様の Mac が多くありますが、少し前の機種や、デスクトップタイプでは HDD (ハードディスク)のままの機種も多いと思われます。
そして、かなり古めの Mac でも SSD に交換しただけで、信じられないほど操作感が向上するのです。まるで CPU の性能が一段上がったかのような操作の速度アップが訪れます。
私も数年前から、古い Mac をすべて SSD にしていますが、10年くらい前の Macbook でも実用に問題ないほどのスピード感が出ます。
そんなわけで、SSD の換装は大変有効ですが、一般に売られている SSD の場合、そのフォーマット(初期化の形式)が Mac に対応していないものがほとんどです。
その場合、たとえば、接続しますと、「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした」のような表示がなされて、SSD そのものが認識されないと思われます。
このような場合に、SSD を Mac 用にフォーマットする方法を記しておきます。
ここでは、Yosemite から High Sierra まで を対象にしていますが、それ以前の Mac OS X の場合は、
をご参考下さい。
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SSD を Mac で使用できるようフォーマットする方法
1. 外付けケースなどで SSD を Mac に接続し、「このコンピュータで読み取れないディスクでした」と表示された場合、「初期化… 」をクリック
この表示が出なくとも、イントールする際には初期化した方がいいですのて、この表示が出ない場合は、
アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ
を開いて下さい。
2. 「ディスクユーティリティ」が開きますので、左の絡むから、初期化(フォーマット)したいディスクを選びます
選んでから上部タブの「消去」をクリックします。
3. 初期化する
「○○(フォーマットしたいディスクの名称)を消去しますか?」と表示されるので、下のように「フォーマット: OS X 拡張(ジャーナリング)」、「方式: GUID パーティションマップ」になっていることを確認して「消去」をクリックします。
方式が GUID パーティションマップでない場合は、Mac の起動ディスクとして使えないですので、ここは特に注意して下さい。
消去プロセスが完了して「完了」をクリックしますと、デスクトップ上に、SSD が表示され、認識されていると思います。
これで、フォーマットは完了です。
Mac の起動ディスクとして使用できます。
なお、SSD を換装(元のハードディスクと取り替える)して使用する場合に、最も簡単なのは、Mac のハードディスクの内容をそのまま SSD に「完全コピー」し、それを内蔵ディスクとして使うことです。
これで、それまでと、ほぼまったく同じ環境で Mac を使うことができます。
この方法に関しては、
・ハードディスクの内容を「丸ごとコピー」して、起動ディスクとしても使えるバックアップを作成する
・Mac の強力バックアップツール - カーボンコピークローナー
などの記事をご参考いただければ幸いです。