Overdose Japan Top




「うつ」を吹っ飛ばせ Vol.6 - プッシー・ライオット vs ハナタラシ
  2013.01.26



ロシアでは昨年は毎日のように報道されていたロシアの女性バンド Pussy Riot (プッシー・ライオット)。
In Deep で、社会事象として、「反キリストとしてのロシアでの象徴となりつつあるプッシーライオット」という記事を書いたことがあります。

pussy-riot-2012.jpg


その音楽なんですが、入手できる音源自体が多くはないので何ともいえないのですが、実は個人的には「そんなに嫌いではない」のです。歌詞は全部ロシア語なので、どうせ意味なんてまったくわからないあたりもスッキリしています。

「どうして嫌いではないのかなあ」

と考えてみると、そこには「なつかしさ」があることに気づきます。

何の懐かしさかというと、1980年代前後あたりの日本などのパンクにあった「不完全という概念」がそこにあるように思うのでした。完成されていないもの。多分、そこに自分の昔を含めた「郷愁」のようなものを感じるからかもしれません。

プッシー・ライオットは音自体は割とクリアでそこが不満といえば不満ですので、郷愁を兼ねて「ノイズ」を加えてみました。やはり、1980年代の私が感じたインパクトの代表としてハナタラシの1986年頃のファーストアルバムから Ultra Cocker をかぶせてみました。

映像は適当です。
実は、最近こういう映像をわりと瞬時に作ることのできる「コツ」を見つけたんです。
この映像も音入れを含めて、作るのに 20分もかかってないです。


Ultra Pussy Riot (プッシー・ライオット vs ハナタラシ)




ちなみに、この歌詞の英訳がどこかに載っていて、最初のほうは、


この国は刑務所の中より強烈かも

もっともっと逮捕すれば、もっと幸せになれる

それはセックス差別者たちに愛を届ける逮捕




みたいな感じでした。

参考までに、ハナタラシの「 Ultra Cocker 」のオリジナルも貼っておきます。
これはこれで1980年代の日本の音楽史の「事件」でした。


ハナタラシ - Ultra Cocker