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2013年的世界の始動(7): 31年前に東京の小さな部屋の片隅で聴いていた「羊」に救われた2013年の春
  2013.03.07



北海道から東京に来たのは 1982年だと思うのですが、東京で初めて買ったレコードは、工藤冬里と大村礼子が Noise というユニット名でリリースした「天皇」というアルバムでした。

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▲ NOISE 「天皇」(1980年)のジャケット。


今では CD でも再発されていて、 Amazon などでも中古で買えますが、東京に来る前に北海道にいた私は手にいれられなかったのですね。

それで、東京に来て探して、確か新宿のレコード店で見つけて買ったと思います。

今回映像をつけてアップしたのですが、どうして今さらアップしたかというと、実は昨日(3月6日)の夜、ひどい「ウツ感」に襲われまして、どうにもならなくなったんですよ。

それで、部屋で横になって・・・というより倒れて iTunes でランダムに音楽を流していましたら、このアルバム「天皇」に収録されている中で、当時の私が最も好きだっだ「羊」という曲が流れたんです。

横になりながらこの曲を聴いていると・・・なんと元気になったのです。

それで、ハタと起き上がり、アレハンドロ・ホドロフスキーの映画『ホーリー・マウンテン』の映像を入れていました。

なぜ、『ホーリー・マウンテン』かというと、この映画のポスターは何種類かあったのですが、その中のひとつが「人と羊」だったんですよ。下の写真がボスターに使われました。

hmt.jpg

それにしても、この「羊」という曲、昔よりも心地よく感じます。

若い時はどろどろしていてあんまり聴かなかったですけど、「時代と似合ってきている」ということなのかもしれません。

では、ここからです。
まさに「元気をいっぱいもらいました」という感じです。




工藤冬里 & 大村礼子 - 羊 / sheep / Schaf (1980) with Lyrics




歌詞は動画に入れましたが、下のような感じです。




おまえがいってしまってからは
しあわせな羊と

あしたになれば
たくさんのあいのこたちが生まれるだろう

頭が羊で体が人間
それともその反対

どちらが幸福かなんてだれにもわからない

おまえがいってしまってからは