Overdose Japan Top に

Whitehouse のコメントに見る「バラバラの価値観」の中で救われる人たち

2012.04.14

これまで複数の ID で、いろいろなミュージシャンの音楽を YouTube にアップし続けていたのですが、たまに聴いたりする時、コメントを読んでいて、「ちょっといい気分」になるものもたまにあります。

最近は実はなんか「イライラ」としていて、もうそういう時はノイズか超ハードなパンクしかないのですが、英国ノイズの大御所ホワイトハウスの最近の曲で、私の好きな曲を聴こうと久しぶりにアクセスすると、「評価の高いコメント」という一番上にあるところのコメント(英語)がこういうものでした。

「オレは精神科のセラピーを受けないと、もうダメかと思ってたんだ。ところが、ホワイトハウスを聴いたら、オレはシャキーンと最高によくなっちゃったよ」
( I used to think i needed to go to therapy,but listening to Whitehouse has done me a world of good )

「ああ、なるほどねえ」と思いました。

こちらが、そのコメントのあったホワイトハウスの曲です。
2006年のアルバムで、ごく最近のものです。

タイトルの「Language Recovery」は「言語の回復」という意味です。
言語の何を回復してるのだかはあまりわからないですけど、「何でも回復OK」ということかもしれません。


Whitehouse - Language Recovery (2006)




私も中学生くらいの時に、パンクとかと出会っていなかったらヤバかったということもありますし、ホワイトハウスなんて、最近は聴きやすくなったとはいえ、やっぱりノイズだし、一般の社会には「存在していない」ようなものなんですが、こういうものでも、「心底、助けられている人々」がたくさんいる。

私が、はじめてウルトラビデの「1979」を聞いた時に、「ああ・・・なんかオレも大丈夫なんだ」と思った時とか、そういうのを思い出します。他にもいろいろ「ああオレ大丈夫なんだ」というのがありました。

いろんな人がいて、いろんな価値観はあるけれど、それはバラバラだから、バラバラでいいんだと。そういうふうに、私なんかも子どもに教えたいですけどね。