Overdose Japan Top


最晩年の音楽(6)- マレーシアの感動を音楽にして
  2012.09.13


15年以上前だと思うんですが、旅行の途中でマレーシアのクアラルンプールに一泊した時、街の中で「見事なドラッグ中毒者」と思しき青年の人間離れした前衛的な動き方を見て、

「これは見ない光景だ」

と感動して、日本に帰ってきた時に作ったテクノみたいな曲のテープが出てきました。

その曲に先日、レイモンド・スコットの1967年の「IBM MT-ST」というコラージュ作品の音を重ねたりしてリミックスしたものです。

クアラルンプールの麻薬青年の動きは文字にできるものではないのですが、昔、パチスロ4号機で「北斗の拳」というのがあり、その液晶演出の中で、

「こ、この動きは・・・トキ!?」

とラオウがつぶやくシーンがあるのですが(今の5号機にもあるかもしれないですが)、そのトキの動きのように実体がボケていて、フラ〜フラ〜としながら、その青年は大都市クアラルンプールの裏道を漂っていました。

そういえば、マレーシアでは道ばたで大音量でニルヴァーナの「In Bloom」をラジカセで流しながら屋台でものを売っていたお兄さんがいたので、「オレもこの曲好きだよ」と言ったら、抱きつかれて苦笑しました。私は海外では男性にはよく抱きつかれますが、女性にはそういうことをされないのが寂しいです。


クアラルンプールの麻薬中毒者 - o.k.a. (1995) HAKO remix




実際はカセットテープの一面全部録音されていましたので、30分以上ある曲ですが(長え)、1分くらいをピックアップしました。