元ページ
英国デイリーメール - Are we the extraterrestrials? Scientists back theory that life was brought to Earth by space microbes(2012.09.25)
Daily Mail



私たち人類は地球外生物なのか?


研究する科学者たちは、他の恒星システムの惑星からやってきた岩の断片が地球に生命を運んできたと確信していると述べた。

地球上の生物が微生物によって地球にもたらされたという理論を科学者たちが追求している。

研究者たちによると、地球外の微生物が何百万年ものあいだ、宇宙空間を旅し、地球にまで生命をもたらしたのかもしれないと言う。

この学説は、古代に他の恒星システム(太陽系外ということ)から地球に飛来した岩石の断片調査と計算により導き出されたものだ。

科学誌『アストロバイオロジー ( Astrobiology)』で執筆した科学者たちによると、宇宙から遠い昔にやってきた古代の岩石にはその内部に微生物が存在していることがわかった。

宇宙空間には高水準の宇宙放射線が存在するが、宇宙空間では微生物は活動を停止(休眠)しており、そのため長い宇宙の旅で生き残ることができた可能性を研究は示唆する。

この研究のプロセスの基本的な考え方でもある「パンスペルミア説 (pan spermia / 汎芽胞)」として知られる説は、私たちの宇宙はすべて生命で満ち溢れているとする理論のひとつだ。

今回の研究を主導する米国プリンストン大学のエドワード・ベルブルーノ博士 ( Edward Belbruno )は、以下のように述べる。

「私たちの研究によれば、パンスペルミアの可能性はとても高いことを示します。そして、今回の論文がパンスペルミアを学術的に示した最初の文書かもしれません。そして、もし仮にこのパンスペルミア説が真実であるならば、この宇宙全体に生命が存在する可能性があります」。

さらに博士はこのように述べた。

「これは宇宙のどこでも起きる(起きた)可能性があります。惑星の大きな火山噴火、隕石、他の天体との衝突、など、惑星の断片が宇宙空間に飛ぶ可能性となる原因は様々に存在します」。

博士は、太陽系が若かったころ、他の太陽系との間で断片(隕石など)が交換されていた可能性があるという。そして宇宙をゆっくりと旅行した惑星の断片は、接近した惑星などの引力に捕らえられたと考える。たとえば、地球の引力などによって。

また、研究チームは、太陽が生まれた頃の惑星の破片の数をコンピュータでシミュレーションしたところ、その数は、1000万年〜9000万年の間に、10キロ程度の重さの断片が、少なくとも 10 ,000 ,000 ,000 ,000(10の12乗)から 「3 ,000 ,000 ,000 ,000 ,000 (3千兆)の15乗」個ほどの膨大な数に上ると考えられることを示した。