2011.08.28

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太陽黒点磁気スマイルと現在の太陽神トナティウ(In Deep / 2010年12月13日)
http://oka-jp.seesaa.net/article/173095839.html


太陽の石アステックカレンダーを解読する



5つの時代と進化を表す“太陽の石”

アステカの遺跡は、スペイン人の侵略によって破壊され、わずかに残っているだけだが、その中で最も貴重とされるのは、1790年12月17日に発掘されて以来、「科学への桃戦」と呼ばれている大陽の石、アステックカレンダーである。

asteka.cal_s.jpg重さ24トン、直径3・75メートルのひとつの石からなるこのアステックカレンダーは、メキシコ国立人類学博物館の最も重要な位置を占めている。

調査研究の対象として重要なものの一つであり、多くのスペシャリストたちがカレンダーや古代文明の文献、天文学的データ等と比較研究しているが、それから得られるインフォメーションや予言などは、実に現代に起こる数々の出来事と驚くほど一致している。

点と線で表す彼らの数学は、近代的なコンピュータやそろばんとよく比較されるが、アステカ宇宙起源論(コスモゴニー)でいう、数十億年前の地球誕生までさかのぼることを可能にする。

このカレンダーの計算は、9つのおもな輪に分け、それらを回してコンピュータで答えを出す方法で行われる。まず、巨大な石の中央部には、地球の誕生から5つの太陽(時代)とその進化が表されている。中心にある円は現在の時代を示す第5の太陽であり、その周囲に第1、第2、第3、第4の太陽が表現されている。

それぞれの惑星は、動物や植物と同じように、生まれ、育ち、老い、そして死にいたる。たとえば月は死んだ惑星であることは、すでに証明ずみのことである。  

アステックカレンダーには、地球の7つの太陽(時代)以後のプロセスまで表されている。

asteca-calender.jpg




太陽神トナティウの舌が語る各エポック

アステックカレンダーの中心にあるのは、第5の太陽であると同時に、太陽神トナティウである。

この中心の太陽神は、天文学的見地ばかりでなく、哲学的見地からみても、人生の中心は、人生の目的はこの太陽人間になることであり、その周囲のものは、すべてそのための手段として使われるという意味に解釈できる。

中心の太陽神は舌を出している。黒曜石のナイフと呼ばれるこの舌は、「言葉」すなわち「創造の言葉」を表す。太陽神の左右にはワシの爪につかまれた心臓があるが、これは純粋な愛による犠牲の意味である。

太陽神の回りにある4つの太陽は、それぞれジャガー、土の象徴、第1の太陽、風・火・水という、宇宙を形づくる4つの要素の表現でもある。そしてこの4つの要素は常に動き続け、4の運動(ナウイオリン)を表すわけである。

さて、第1の太陽はジャガーのシンボル、オセロトナティウであるが、古文書や文献にあるアステカ神話によると、この第1の太陽の子どもたちは、ジャガーに食べられてしまったという。地理的な位置としては、現在の南極および北極にある。  

地球の軸の変化とともに大異変が起こり、新しい時代が始まる。風の神、エヘカトルトナティウで表される第2の太陽。この時代の人類は、男女両性(アンドロギヌス)の形をとり、ちょうと細胞分裂と同じ方法で生殖再生を行った。地理的には今日のグリーンランド、北極付近の半円状地域にあたる。

各時代は、地球の軸の変化とともに起きる大異変によって終わるが、一部の人類考古学者たちの説によると、1つの太陽(時代)は、1天体年にあたるという。すなわち、地球が太陽の回りを1周するのが365日の1地球年、それと同時にわれわれの太陽系宇宙も天空を1周するわけだが、天空の 12の星座を1周する約 2万6000年を1天体年という。




レムリアとアトランチスの滅亡

第2の太陽滅亡後、新しく生まれた第3の太陽は、レムリア、すなわちムー大陸の時代。地理的には、現在のオーストラリア、オセアニア、イースター島を含めた南太平洋地域、南アフリカなどに位置する。

このムー大陸の住民は巨人だったといわれる。またこの巨大なレムリア人は、両性具有(ハーマフロダイト)であったといわれ、男女両性とちがって、子孫をふやすためには2人の協力が必要となってくる。どちらの子宮に子を宿すかを決めなけれ ばならない。そして、レムリア時代後期には、創世紀のアダムとイヴに表現される生の分離が起こることになる。

レムリアは、火のシンボル、キアウトナティウで象徴され、文字どおり火の雨によって滅亡したと伝えられる。

第4の太陽は、水の大陽、アトナティウ。現在の大西洋の大部分を占めていたといわれ、北はアゾレス群島から南はブラジルにまでおよぶ。その名はアトランティス大陸。

このアトランティス大陸は、何度か地震をともなった大洪水にみまわれ、島々は海の底へと沈んでいった。そして最期に残ったのがポセイドン島、ギリシアの哲学者プラトンがその書の中で鮮明に述べている、アトランチス大陸の中で最期に残った島である。

水の太陽に示されるとおり、このアトランティス大陸は、海の底に沈んでしまったが、それはマヤの聖なる書「ポポル・ヴフ」にも記されている。世界各地に残る伝説や聖書の大洪水、ノアの箱船に示される時代である。




第5の太陽滅亡の日 2011年12月24日

第5の太陽は、中央のトナティウ。われわれの現在住むこの時代である。身長ののサイズが1メートル50センチから80センチであるわれわれは、地球誕生以来、最も背の低い人類と言えよう。

この第5の太陽の初期黄金時代には、自然、科学、芸術、宗教が完全に調和のとれたすばらしい時代であった、と古文書(コデックス)に記されている。

その文明は頂点へ達したが、神々の都テオティワカンやユカタン半島、、グアテマラのマヤ地域の住民たちはなぜか消えてしまった。古文書は次のように続く。

赤と黒の墨の人々(古文書は大部分、赤と黒の墨で書かれたことから、英知を持つ人の意)が行ってしまうとこの星は無知と暗闇で満たされ、退廃の歴史が始まった。人身御供が行われ始め、戦争は世界各地で絶えることなく続き、空気や環境は汚染され、そして現在の黙示録的住民時代にまで至る。

アステックカレンダーの中心の現在の太陽がさし示す舌、つまり針となる黒曜石のナイフが、宇宙を形作る4つの要素すなわち4の運動と一致する時、いよいよこの第5の太陽滅亡の日となるのである。その日は2011年12月24日。 われわれ第5の人類最期の日である。