元ページ http://ibexinc.wordpress.com/2009/08/30/does-dark-matter/

下の翻訳は、クレアなひとときの記事に載せた下のブログを私が読めなくて困っていましたところ、訳して下さったものです。

翻訳-1 (tom氏)
翻訳-2 (w氏)


Does Dark Matter?


dark-matter.jpg


これは宇宙物理学者にとって、非常に細心の注意を要するな対象です。

なぜかって?

それは、今まで立証された事がなく、おそらく今後もその可能性がまったくない事柄を信じるよう宇宙物理学者に強要するような話題だからです。
いいですか、暗黒物質(以下、ダークマター)は密度、質量、および重力を保有する「無」です。
こんな事を言われれば脳が拒絶反応を起こすのも当然。

「質量があるって事は"何か"なんでしょ?」

いいえ、実体を伴わないので違うのです。

では、宇宙を象に例えた話で問題点を説明しましょう。

loxodonta_africana.jpg 標準的におよそ12トンの体重である一頭のアフリカ象を思い浮かべてください。

(訳者注:Wikiによるデータでは、リアルなアフリカ象の平均体重は、オスは5〜7トン、メスは2.5〜3.5トン)

でも、あなたがその象の体重を量ろうとすると、その象は象らしく動き、振舞い、たった0.5トンと計測されます。
象が動かなければもっと計りやすいのでしょうが、何度計測しようにもいつも0.5トンとなるのです。
残りの11.5トンは一体どこへ?

これが問題なのです!

私たちの宇宙は驚くべき事柄に満ちており、質量を観測しているにも関わらず、そこにあるべきものと、実際にあるものに違いがあり、道理にかなわない事があります。

ここで分析結果をご紹介: WMAPチームが2008年に出した結果ですが、これはCMBとその他ソースからの情報を統合したものとなっており、今日の宇宙は、72%が暗黒エネルギー、23%が暗黒物質、4.6%が通常の物質、1%未満がニュートリノで構成されていると示しています。

(訳者注:計算上ではニュートリノの構成比率は0.4%)

ワーオ、23%が暗黒物質と72%が暗黒エネルギーって、そりゃまた沢山の「無」だこと!

もうお分かりですね、「無」はそこに存在しなければならないのです。
さもなければ、宇宙は、現在も実行中の「宇宙としての役割」ができなくなるのです。

私も判りました、パソコンに向かっていくらアレコレしてもコンピュータがコンピュータとして正常に機能しない理由が。

コンピュータの中には暗黒物質が詰まっているのでしょう!